走れ赤福餅

足りない頭で考えます

オタク、車を買う。

8月上旬、車趣味の友達から「面白い車があるから見に行かないか」と誘われた。
ちょうど気になっていたルノー・トゥインゴの試乗のついでに、という軽い気持ちで誘いに応じ、車を見に行った。

車を見に行くと、そこにあったのは今はすっかり見かけなくなったK11マーチだった。
車の特徴としてはK11マーチでもホシノインパル仕様の「インパルマーチ」であり、イチローも改造されたインパルマーチに乗っていたことがある。価格が安いわりに台数の少ない希少な車だ。

ボロになった外装、K11マーチの丸っこくて愛らしいフォルム、愛らしさに反するような勇ましい(不恰好な?)エアロパーツ、MTの気持ちのいいシフトフィール、レスポンスの良いアクセル、そして変態な車というところに惚れ込んでしまった。
車を見た後に車友達と長時間話し合ったり色々な人に相談して考え悩み抜いた結果、車を買うことにしてお店に「買います」と電話した。
後日車の書類を書くためにお店に行くと、車に「売約済」と紙が貼られており「ついに車を買ってしまったか」という高揚感があった。

カーシェアリングや自動運転がある時代にABSも自動ブレーキもない外装ボロボロな車を買うという行為はきっと時代錯誤かもしれないが、車好きな人間にとっては嬉しい瞬間である。
車のEV化や自動化はよく言われており、今後は内燃機関MT車はどんどん減っていくと思われる。これからの車も楽しいものだろうし、今の車も楽しいが、こういった古い車を安く楽しめる(維持がきっと大変だが…)というのも、まだ死ねない理由の一つだ。