独り善がりの人生

足りない頭で考えます

どうでもいい話をしたい、されたい

 年末年始休み後の気の重い労働を切り上げ、遅い時間帯の夜道をとぼとぼ帰っていると、ゆっくり歩きながら電話をする女性に追いついたため、そそくさと追い抜いた。今となってはどんな話をしていたか詳細は分からないが、「自分はつい話しすぎてしまう」といったことを言っており、わりとどうでも良さそうな話をしていた。(話のトーン的にも相談というよりは雑談のような印象だった。)
 家に着いてふと思ったが、ここ最近本当にどうでもいいような話をする機会というのはかなり減ったように思う。当然職場の人とは仕事の話が大半だが、大学のゼミの同期や地元の同級生と会っても、仕事に係る話ばかり。マッチングアプリでやり取りをする人は、少なくとも相手がどういった人か色々聞いたり、自分の印象を良く見せようと心がけてやり取りをしているような気がする。せいぜいTwitterでどうでもいいことをぽつりぽつりと呟いている程度だ。(多少はウケを狙っている。)

 

 どうでもいい話って具体的に何、と考えるとよく分からないが、自分の今日あったことや自分の好みなんだろうか。少なくとも、相談事や愚痴未満の話かもしれない。そういえば、姉はよく母親に学校でどういうことがあったかということをよく話していたが、自分はあまり話していなかった。LINEも「友達」の登録数はそこそこあるのかもしれないが、連絡する機会はない。せいぜい用事がなければ通知が来ることもない。
 結局何が言いたいかと言えばタイトルの通り、どうでもいい話をしたいしされたい。できれば、文面ではなく直接口からどうでもいいことを発して、耳にしたい。

 

 が、今の私にそれは難しい。どうでもいい話をする、されるという関係は少なくとも「そういった話をしても問題ない」という信頼関係がなければできない。それがないので、とりあえずブログにどうでもいい話を書いて気を紛らわせるしかない。

 

ワンカップ大関ミニサイズ(100円)をレンチンして熱燗にして飲むのは案外イケる。

 

おわり